民間提案型官民連携モデリング事業

秩父市では、森林を対象に先端技術やデジタル技術を活用した多面的機能の可視化を通じて、地域経済の発展、まち・ひと・しごとの創出・好循環を実現するため、国土交通省が推進する「民間提案型官民連携モデリング事業」にニーズを公表しました。

ニーズに対する民間事業者からの提案の中から、株式会社建設技術研究所とミドリクNbS株式会社の共同事業体が採択され、秩父市の森林をフィールドに事業を推進しました。

事業概要

国土交通省が提示するテーマに沿って、地方公共団体が抱える課題(ニーズ)を募集し、地方公共団体から寄せられた様々な課題(ニーズ)の解決を目指す新たな官民連携手法(シーズ)について、民間事業者から提案を募集します。
官民双方からのニーズ・シーズの提案をマッチングさせるイベントを経て、国土交通省では調査委託先となる民間事業者及び導入検討対象の地方公共団体を選定し、導入検討を行う事業です。

詳細は国土交通省の「民間提案型官民連携モデリング事業」のホームページをご覧ください。

秩父市での調査概要

調査の結果

 

  • 樹木の三次元データ取得
     対象フィールド内の樹木についてドローンとハンディスキャナを活用し、樹高・胸高直径・樹冠面積・容積等の情報を取得しました。取得したデータを用いてデジタルツインを構築し、広報への展開や解析の精度向上に活用します。

  • 森林効果の可視化
     森林整備を行う前の放棄林と整備後の管理林で水の貯留量や二酸化炭素吸収量の比較分析を行いました。
  •  いずれも、管理林の方が、より水害リスクや土砂流出を低減でき得るという結果になりました。
  • 生物多様性の計測
     放棄林と管理林の陸上と河川それぞれで環境DNAを採取し解析した結果、哺乳類14種、鳥類13種、魚類4種、両生類3種の生息状況を確認しました。また、ドローンによる河川の採水を施行し、その有効性を実証しました。

以上の結果を踏まえ、「森林を守ることが、地域の安全や生活の質、将来の持続性につながる」ということ、その計測に際したドローンの有効性を確認することができました。他地域の課題解決につながる参考モデルとして周知していきます。