平成19年度当初予算

平成19年度予算の概要



(ふたつの花で色づく予算)
■一般会計予算額 28,756,290千円

「環境重視・経済回生 ~新総合振興計画のまちづくりに向けた『総事業総ざらい方式』~」

1 予算編成の基本姿勢


 景気の回復が続いているといわれていますが、地域経済は回復途上にあり、地方財政は未だ厳しい状況にあります。地方財政制度の変革期のなか、大きな税収の増加は期待できず、また、国庫補助負担金のスリム化に合わせた地方交付税の削減など、今後も財源の確保は厳しいことが予想されます。

 一方歳出は、少子高齢化社会の進行に伴う社会保障費の増加や、公共施設の老朽化による維持管理費の増大が、財政を圧迫することが予想されています。また、住民生活の利便性の向上を図るための都市基盤整備も不可欠であり、財政運営は一層厳しさを増すことが予想されます。

 しかし、このような財政状況にあっても、限られた財源を有効に活用し、市民の皆様のさまざまな要望に応えていくことが求められています。新年度の予算編成に当たっては、経常経費の徹底的な見直しを図り、安易な前例踏襲による予算要求をすることなく、職員一人ひとりの英知と創意工夫により歳出全般の聖域なき見直しを行いました。

 また、秩父市総合振興計画「近未来ちちぶまちづくりプラン2006」の基本計画に基づいた事業に重点的に配分したほか、新市全域において均衡のとれた行政サービスを展開できるよう十分に考慮し、予算編成を行いました。

 その結果、平成19年度一般会計予算の総額は、287億5629万円となり、昨年度との比較では、2・9%の増額となりました。

2 歳入について


 個人住民税所得割や、企業業績の回復基調を反映した法人市民税増収など、市税収入は増額が見込まれるものの、国の三位一体の改革の影響により所得譲与税の廃止や、地方交付税が前年度予算を下回る見込みとなりました。県支出金は携帯電話用鉄塔設備や街路整備事業などの大規模事業が予定されていることから増額となりました。

3 歳出について


 歳出面では、昨年度に引き続き秩父第一中学校や吉田中学校、また、今年度からは荒川東小学校の改築が始まり、教育面で大規模な事業を行うことから、教育費が増額となりました。また、民生費においても、乳幼児医療費の小学校3年生終了までの年齢拡大を図るなど、多様な市民ニーズに対応するため増額となりました。
 これらの事業においては、国庫補助金や、合併のメリットである合併特例事業を最大限に有効活用し、適正な事業実施が図れるよう創意工夫していきます。

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平成19年度各会計の予算規模 (PDF:8KB)