札所20番 法王山 岩之上堂

市指定史跡
昭和40年1月25日指定

札所20番 法王山 岩之上堂            ほうおうざん いわのうえどう 

所在地:秩父市寺尾2169番地
所有者:個人


 この堂は、三間四面の方形造、札所における屈指の建築物である。江戸時代初期の造営と思われるが、後に前面の向拝、元禄年間(1688~1704)に内陣、宝永年間(1704~1711)に彫刻の補修を経てきた。純粋の唐様建築から少し遠いが優秀な建築である。内陣には見事な春日厨子がある。本尊は、聖観世音立像、像高67.5cm、寄木漆箔、藤原時代の作である。
札所20番 法王山 岩之上堂