令和7年度教育長からのメッセージ

令和3年度教育長メッセージ 

2025年12月1日 「秩父市伝統文化に親しむ日」 New!

 令和7年も残すこと1か月となりました。秩父市内は、秩父神社例大祭が近づき、笠鉾・屋台町会は、笠鉾・屋台の組立も順調に進み、夕方からは、秩父屋台囃子の太鼓や笛、そして鉦の音が響き渡り、祭の準備が進められています。最近は、天候も安定してきましたので12月2日・3日の大祭は、晴天に恵まれるのではないかと期待しております。今年は、数年ぶりに秩父流鏑馬(やぶさめ)奉納が、5日に行われる予定です。

 

 さて、児童・生徒の皆さん、長く感じていた2学期も残りわずかとなりました。各小中学校は、単元テストや期末テストが行われ、2学期の締めくくりの時期となりました。行事が多かった2学期は、授業をはじめとするたくさんの教育活動に積極的に取り組んだことにより、知徳体のバランスの取れた成長とともに、一人一人が心身ともに大きく成長したことと思います。今後も経験を自信につなげ、様々な活動に主体的に取り組み、さらに大きく成長することを願っています。

 また、秩父市立小中学校は、12月3日は「秩父市伝統文化に親しむ日」で、学校はお休みです。平成28年12月1日に「秩父祭の屋台行事と神楽」を含む全国の『山・鉾・屋台行事』33件が、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことを契機に、伝統文化・祭を大切にしてきた秩父市として「秩父市伝統文化に親しむ日」を定めました。秩父市の伝統文化の次代の担い手である子どもたちが、保護者や地域の皆さんとともに、秩父市の代表的な祭である川瀬祭と秩父祭に興味関心を持って参加したり、見学や人から聴いたり、自ら調べたりするなかで伝統文化に触れ、地域愛を育て、家族や友達、地域の大人の方々との絆を深めることを期待するものです。

 秩父市には、有形文化財が113件、民俗文化財が83件、記念物が96件、合計292件が現在登録されています。その中には、国指定は40件、埼玉県指定が56件、秩父市指定が196件です。特に、この度公開される秩父祭屋台6基(中近笠鉾、下郷笠鉾、宮地屋台、上町屋台、中町屋台、本町屋台)は、国指定重要有形民俗文化財です。また、「秩父祭の屋台行事と神楽」は、ユネスコ無形文化遺産登録とともに国指定重要無形民俗文化財でもあります。秩父屋台囃子や子ども歌舞伎(中町屋台での花の木小歌舞伎クラブ公演)、曳き踊り等で活躍する人、笠鉾や屋台の曳き手として活躍する人、祭の当日しか公開されない貴重な文化財です。多くの児童生徒の皆さんに興味関心を持ってほしいと思います。そして、将来の担い手として、文化財を継承してくれる人が増えることを願っています。参加や見学をする際には、学校や家族の約束を守り、ざまざまなトラブルや事故に気を付けるとともに、特に交通事故・インフルエンザ等の感染症に十分気を付けて、祭を楽しんでほしいと思います。

2025年12月1日

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