熱中症による救急搬送者のうち、高齢者が半数以上を占めています
昨年は埼玉県の熱中症による救急搬送者数が全国第2位、救急搬送死亡者数が全国第1位でした。特に、その搬送者のうち、高齢者が半数以上を占めています。
そこで、埼玉県では熱中症予防のための動画等を公開しています。ぜひご覧ください。
ふだんから運動しましょう
食事から熱中症を予防しましょう
熱中症予防お手軽レシピ
熱中症を防ぐために!
熱中症は、従来は高温環境下での労働や運動活動で発生していましたが、現在では、日常生活においても発生が増加しています。
屋外や室内においても高温や日光にさらされていると熱中症になる可能性があります。熱中症は死にいたる恐れのある病気ですが、予防法を知っていれば防ぐことができます。
今年も、多くの方が熱中症にかかる恐れがありますので熱中症対策をお願いします。
熱中症予防 5つのポイント
1 高齢者は上手にエアコンを
高齢者や持病のある方は、暑さで徐々に体力が低下し、室内でも熱中症になることがあります。節電中でも上手にエアコンを使っていきましょう。
周りの方も、高齢者のいる部屋の温度に気を付けてください。
2 暑くなる日は要注意
熱中症は、暑い環境に長時間さらされることにより発症します。
特に、梅雨明けで急に夏くなる日は、体が暑さに慣れていないため要注意です。
また、夏の猛暑日も注意が必要です。湿度が高いと体からの汗の蒸発が妨げられ、体温が上昇しやすくなってしまいます。猛暑の時は、エアコンに効いた部屋など、早めに涼しいところに避難しましょう。
3 水分をこまめに補給
のどが渇く前に水分を補給しましょう。
汗には塩分が含まれています。大量の汗をかいたら、水分とともに塩分も取りましょう。ビールやアルコールを含む飲料は、かえって体内の水分を出してしまうため水分の補給にはならず、逆に危険です。
また、高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、こまめに水分を補給しましょう。寝る前も忘れずに!
4 「おかしい!?」と思ったら病院へ
熱中症は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状から、ひどいときには意識を失い、命が危険になることもあります。
「おかしい」と思ったら、涼しいところに避難し、医療機関に相談しましょう。
5 周りの人にも気配りを
自分のことだけでなく、ご近所で声を掛け合うなど、周りの人の体調にも気を配りましょう。
スポーツ等行事を実施する時は気温や参加者の体調を考慮して熱中症を防ぎましょう。
「まちのクールオアシス」をご活用ください
埼玉県では「まちのクールオアシス」として、6月1日~9月30日の期間、県内の公共施設や県内企業に、外出時の一時休息所の設置や、熱中症についての情報発信拠点としてご協力いただいています。秩父市内では以下の23か所の公共機関と、82の民間企業(令和5年5月30日時点_59KB)が実施しています。
外出した際、暑さで体調が悪くなる前に「まちのクールオアシス」に涼みに行き、熱中症を予防しましょう。
秩父市外の協力施設については、埼玉県ホームページをご参照ください。