貴布祢神社神楽

県指定無形民俗文化財
昭和52年3月29日指定

貴布祢神社神楽きぶねじんじゃかぐら

所在地:秩父市下吉田字井上
保持団体:貴布祢神社神楽保存会


 文化(1804~1818)初年のころに神官の宮川和泉が、土地の人々数人とともに江戸に上り、三十六座の舞と囃子の手ほどきを直々に受け習得してきたという口伝があり、文化13年(1816)の神楽役裁許状がある。江戸系統に属する岩戸神楽で、一神一座形式の36座を数える。舞としては翁の舞・猿田の舞などがすぐれているが、多くは黙劇風に構成されたものが多い。
 楽は大太鼓・小太鼓・羯鼓(かっこ)・笛を用い、曲数も三つ拍子・サガリハ・岡崎・本間などをはじめ9曲を数える。
*公開日:4月3日・10月第1日曜日
貴布祢神社神楽