秩父神社社殿

県指定有形文化財(建造物)
昭和30年11月1日指定

秩父神社社殿ちちぶじんじゃしゃでん 付 天正20年の棟札1枚・神輿1基

所在地:秩父市番場町1番1号
所有者:秩父神社


 延喜式内社で、12月3日の秩父祭は有名。今の社殿は天正20年(1592)9月徳川家康が社領57石を寄進して代官成瀬吉右衛門に建造させたものと伝えられ、権現造の美しさは県下でも代表的なものである。
 また、社宝の神輿は県下最古で室町末期の作といわれる。鳳輦輿(ほうれんよ)に由来した古式である。
棟札は武田信玄侵入によって永禄12年(1569)に社殿が焼失し、家康の関東入国をもって天正20年(1592)に再建されるに至った次第を知る貴重な資料である。
秩父神社社殿

  秩父神社棟札 秩父神社神輿