彦久保家所有の甲冑

市指定有形文化財(工芸品)
昭和55年7月7日指定

彦久保家所有の甲冑ひこくぼけしょゆう   かっちゅう 1領

所在地:秩父市下吉田3795番地
所有者:個人


 天正年間(1573~1592)、北条氏邦に仕えた秩父孫次郎重国の着用したものと伝えられ、その後裔の彦久保家に所蔵されている。
 この甲冑は胴が5枚の鉄片からなり、携帯装着に便利で実戦用具として使用された。
 兜・胴・籠手(こて)・佩楯(はいだて)等の各部が残り、具足とよばれるもののほぼ1領分が揃っている。
彦久保家所有の甲冑