音楽寺の銅鐘

市指定有形文化財(工芸品)
昭和32年2月8日指定

音楽寺の銅鐘おんがくじ    どうしょう 1口

所在地:秩父市寺尾3776番地
所有者:音楽寺


 札所二十三番音楽寺の銅鐘で、高さ120cm、直径69.7cm、乳が108ついている。聖観音、不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)、十一面観音、如意輪観音(にょいりんかんのん)、千手観音、馬頭観音の順に鐘下部の周囲に鋳出されている。
 明治17年(1884)11月秩父事件が起こり、吉田・小鹿野方面から押し寄せた群集は、この鐘を打ち鳴らして一挙に大宮郷(現秩父市)へなだれ込んだという。
音楽寺の銅鐘