7月17日(木)から来日していた姉妹都市アンチオック市の訪問団の皆さんが、本日ご帰国されました。2週間の間、秩父市でホームステイをしながら、秩父市内を巡ったり、日本の文化を体験したり、秩父農工科学高等学校の弓道部の学生たちとの交流を楽しんだりと、たくさんの素晴らしい体験をされたそうです。


さよならパーティーでは、流しそうめんやスイカ割りを一緒に楽しみ、私も本当に楽しい時間を過ごしました。空港へ向かうバスに乗る前、ホストファミリーとの別れを惜しむ皆さんの姿を見て、この2週間がかけがえのない素晴らしい時間だったことが伝わってきました。



ご協力いただいたホストファミリーの皆さん、そしてアンチオック協会の皆さんに心から感謝申し上げます。1967年から続く両市の友情は、姉妹都市提携として2027年には友好60周年を迎えます。秩父市とアンチオック市は隔年でお互いの市を訪問し合っています。
来年度は、秩父市の中学生がアンチオック市を訪問する年です。海外でのホームステイや現地の方々との交流は、国際的な視野を広げ、さまざまな文化を理解する貴重な経験になると思います。若い世代の成長にとって、海外での交換プログラムは非常に意義のあるものだと感じています。多くの子どもたちが、秩父市とアンチオック市の交流に興味を持ってくれることを願っています。これからも両市の絆を大切にし、楽しい交流を続けていきたいと思います。



荒川ビジョン推進協議会様主催の講演会で、国土交通省の水管理・国土保全局治水課の企画専門官、川住亮太氏による「ハイブリットダムの取組み」の講演を拝聴しました。市内に4つのダムを持つ自治体の長として、ダムの活用について非常に高い関心を持っています。

ご講演では、治水機能の強化と水力発電の促進を両立させる「ハイブリットダム」の取り組みをはじめ、流域治水、利水、流域環境に一体的に取り組む「流域総合水管理」の在り方についても最新の事例等も含め詳しくご説明いただきました。また、当市のような水源域が観光地としてもより一層魅力向上させるための具体的なアドバイスも頂戴し、大変参考になりました。
私は「荒川流域圏構想」というビジョンを掲げており、この構想は荒川の水源域である秩父地域と中流・下流域を含めた荒川流域全体が一体となり、流域治水の推進や上下流の交流を進めることを目指しています。上流・中流・下流のそれぞれの地域がメリットを享受できるよう、流域全体で協力しながら持続可能な地域づくりを進めていきます。秩父市は荒川の最上流の自治体として、流域内の様々な関係者と心を合わせ、この荒川流域圏構想の推進に全力で取り組んでまいります。
