荒川ビジョン推進協議会様主催の講演会で、国土交通省の水管理・国土保全局治水課の企画専門官、川住亮太氏による「ハイブリットダムの取組み」の講演を拝聴しました。市内に4つのダムを持つ自治体の長として、ダムの活用について非常に高い関心を持っています。

ご講演では、治水機能の強化と水力発電の促進を両立させる「ハイブリットダム」の取り組みをはじめ、流域治水、利水、流域環境に一体的に取り組む「流域総合水管理」の在り方についても最新の事例等も含め詳しくご説明いただきました。また、当市のような水源域が観光地としてもより一層魅力向上させるための具体的なアドバイスも頂戴し、大変参考になりました。
私は「荒川流域圏構想」というビジョンを掲げており、この構想は荒川の水源域である秩父地域と中流・下流域を含めた荒川流域全体が一体となり、流域治水の推進や上下流の交流を進めることを目指しています。上流・中流・下流のそれぞれの地域がメリットを享受できるよう、流域全体で協力しながら持続可能な地域づくりを進めていきます。秩父市は荒川の最上流の自治体として、流域内の様々な関係者と心を合わせ、この荒川流域圏構想の推進に全力で取り組んでまいります。
