木造阿弥陀如来立像

県指定有形文化財(彫刻)
昭和42年3月28日指定

木造阿弥陀如来立像もくぞうあみだにゅらいりゅうぞう 1躯

所在地:秩父市東町17番19号
所有者:惣円寺


 この立像は、檜寄木造(ひのきよせぎづくり)、玉眼、像高83.2cm、頭頂より、あご13.7cm、肩張り22.6cm、肉髺螺髪(にくけいらほつ)で、面と同じ彫り出しである。
 白毫(びゃくごう)、水晶、特徴として截金(きりがね)、漆箔文様、雷文、蓮華文、卍くずし文、麻葉文、丸文、網文等が見受けられる。作者不詳であるが、鎌倉後期の作で快慶風京造りの様式を取入れたものである。鎌倉時代の優秀作である。
木造阿弥陀如来立像