今年の夏は、8月後半から9月にかけての厳しい残暑も少なく、雨の降る日が多かったり、日照時間も少なかったり、台風もたくさん発生し、豪雨により大きな被害を受けた地域もたくさんありました。被災された地域の皆様に、心よりお見舞いを申し上げますとともに、1日も早く復興されますよう願っております。そして、最近は、朝夕に秋らしい陽気や爽やかさを感じ、心身ともに行動しやすい季節となりました。秋といえば、食欲の秋、読書の秋、スポーツ・文化芸術の秋、実りの秋などといわれます。この秋の時期には、一人一人がそれぞれの目標に向かって主体的に活動し、日常生活を楽しみながら充実させ、丈夫な体づくりに努めていただきたいと思います。
さて、児童・生徒の皆さん、今年度も一年間の折り返しの時期を過ぎました。皆さんには、各自が目標に向かって努力を重ね、暑い夏を乗り越え、2学期の教育活動にも全力で臨み、心身ともに大きく成長していることと思います。一人でできるようになったこと、わかるようになったこと、より上手になったことなど、自ら実感できることがたくさんあるのではないかと思います。小学校6年生と中学校3年生は、それぞれ卒業まで半年を切りました。最高学年として後輩の手本となり、リーダーシップを発揮していることと思います。各学校のより良い伝統づくりに努力していただくとともに、良き伝統を下級生にしっかりと受け継がせてほしいと思います。児童・生徒の皆さんには、かけがえのない毎日の生活を大切にし、その学年で身に付けるべきことをしっかりと身に付けて、進級・卒業してほしいと思います。
私は、市内の小・中学校を時々訪問することがあります。どの学校に行っても、児童・生徒の皆さんから、明るく気持ちの良いあいさつをいただき、とてもうれしく思います。あいさつは、家庭、学校、地域、職場など、どの場所においても人と人をつなぐために大切なことです。あいさつを交わすことにより、お互いの心が和みます。あいさつは、自分から進んで心を開いて、相手を認めながら相手の心に近づくという意味もあります。児童・生徒の皆さんには、あいさつ名人を目指して、日々の生活を送ってほしいと思います。
さて、児童・生徒の皆さんには、秋の夜長をより充実させるために、現在の家庭でのゆとり時間の見直しを図ってほしいと思います。ゆとり(余暇)時間とは、家庭内でご飯を食べる時間、風呂に入る時間、家庭学習・習い事の時間、睡眠時間などを除き、特別に拘束されない時間です。この時間は、多くの人がテレビを見たり、家族で団らんしたり、本を読んだり、ゲームやインターネット(YouTubeやSNS)などで楽しんでいる人が、多いのではないかと思います。もしゲームやインターネット(YouTubeやSNS)などを活用している時間の多い人は、見直しにより、読書時間や家庭学習の時間を増やしてほしいと思います。今年度の小学校6年生と中学校3年生が実施した、全国学力・学習状況調査の質問紙調査の結果から、「家庭学習の時間」がここ数年減少傾向にあり、「スマートフォン等でSNSや動画視聴などをしますか」の質問では、年々増加傾向にあり、とても心配しています。この傾向は、全国的にも同様な状況で、大きな課題と考えます。
毎日、学習塾や習い事によりゆとり時間の少ない人もいるかもしれません。土曜日、日曜日も含めて、1週間の期間において、ゆとり時間の見直しを行い、秋の夜長を「読書や家庭学習など」主体的に学習できる時間を充実してほしいと強く願っています。
保護者の皆様には、お子さんの「知・徳・体」のバランスのとれた成長と基本的な生活習慣及び食習慣の充実に向けた声掛けやご指導について、ご理解とご協力をお願いします。