令和元年度教育長からのメッセージ

平成30年度教育長メッセージ 

2020年1月6日 新年明けましておめでとうございます

 新年明けましておめでとうございます。2019年は元号が令和に変わり、新しい時代がスタートしました。そして、2020年(令和2年)には、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。

 昨年は、亥年で、十二支のなかでは結びの年となりました。今年は始まりの干支、子年になります。子年は繁栄の年といわれていますので、子年にあやかり、経済も世の中もよくなること、そして、東京オリンピック・パラリンピックでの日本選手の活躍を期待したいと思います。

 今年最初の教育長メッセージでは、昨年同様、熊本県出身の詩人 故坂村真民(さかむら しんみん)氏の詩の一節、「念ずれば花ひらく」という私の大好きな言葉を紹介します。
 「念」という字は、「今」と「心」という字から構成されています。私には、「念ずれば花ひらく」という言葉には、目標達成のためには、「今」抱いている「心」が大切だというメッセージが込められているように思えます。私の思いを、昨年大盛り上がりをみせたラグビーワールドカップ2019日本大会での日本選手の活躍を例にお話したいと思います。
 ワールドカップでの日本選手の活躍は各方面で華々しく報道され、チームのスローガンである「ONE TEAM」が注目され、「不可能に見えても信じて戦えば道は開ける」ことが証明されました。必死に身体を張って戦う日本チームの姿は、日本国民に勇気と感動を与えてくれました。
 日本チームの活躍の裏には、選手一人一人の血のにじむような努力がありました。私は、彼らが肉体的にも精神的にも厳しく苦しいトレーニングに耐え、ワールドカップベスト8進出という快挙を成し遂げられたのは、彼らが敗戦した時などの「今」抱いた、「悔しい」、「勝ちたい」、「チームで勝利の喜びを分かち合いたい」という気持ちを決して忘れずに、色褪せさせることなく、強く維持し続けたことにあると思います。

 新年を迎えた「今」、子どもたちはそれぞれの「心」のなかに、新たな目標や決意を抱いていることと思います。特に、中学3年生は今まで以上に目標を意識していることと思います。「自分のいける学校から、いきたい学校へ」…大切な「今」、「心」に抱いている目標を決して忘れないでください。夢の実現のためにがんばる受験生を応援しています。
 保護者の皆様におかれましては、子年にあやかり、子どもたちの前向きな目標や決意がたくさん増え、有意義な一年となるよう、ご家庭での声掛けなどをよろしくお願いいたします。


2020年1月6日

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