市長ブログ(令和7年)

清野市長
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タウンミーティング

 5月31日(土)の市長タウンミーティングには、120人を超える方々にお越しいただき、ありがとうございました。

 当日は、私と保健医療部から秩父地域の医療についてお話しさせていただき、その後、皆さんと意見交換をしました。お時間の都合で全員の方とお話しすることはできませんでしたが、紙やQRコードを活用したアンケートもご用意しましたので、皆さんからいただいた意見はしっかり集計し、目を通していきたいと思います。

 今回は、参加者の方からいただいた意見の一部をご紹介します。

 「現在の市立病院のトイレが暗くて狭い。患者だけでなく、介助スタッフも苦労しているので、患者目線だけでなくスタッフの視点でも考えてほしい。医師や医療スタッフに直接ヒアリングを行い、スタッフの負担を軽減することで、最終的には患者の生活の質を高める視点が大切だ。」というご意見がありました。
 私からは、「現代医療は専門性が高く、市民の意見と医療従事者の意見、双方を尊重しながら、患者さんの満足度を第一に進める必要があると痛感しています。医療従事者の意見を聞く場も設けていきたい。」とお答えさせていただきました。

 また、「秩父郡市出身の医師が別の地域で勤務医となり、秩父に戻ってこない現状がある。秩父郡市出身の医師が地域に定着して働くためのロールモデルが必要ではないか」というご意見もいただきました。

 これに対して私は、「その通りで、人を育てる視点は重要です。秩父地域に根付く医師が増えれば、医療環境もより良くなります。新しい病院の建設と共に、医療従事者の処遇改善は重要なテーマだと考えています。広域的な病院や民間の力を借りた病院など、可能性を広く探り、医療従事者の確保につなげていく必要があります。また、新しい病院の経営形態についても、さまざまな可能性を検討していきたいと思います。秩父地域で長く働く医師を確保するための奨学金制度なども必要になるので、検討を進めたい。」とお答えしました。

 ここで紹介できなかった意見もありますが、皆さんが秩父地域の医療について真剣に考えてくださっていること、そしてそれを共有する機会があること自体に大きな意義があると思っています。それぞれのお立場や経験、知識からの思いや視点を伺うことができ、とても嬉しく思っています。
 これらの貴重なご意見は、新しい病院建設に向けた大切な足掛かりとなります。皆さんの声をしっかりと受け止め、より良い新しい病院を皆さんと一緒に考えながら作っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 第2回の市長タウンミーティングは、6月15日(日)の午後3時からに荒川農村環境改善センターで予定しています。テーマは「子育て・教育」です。私自身、2児の父親として日々子育てに奮闘しています。その中で感じること、考えることはたくさんあります。子どもたちの未来をより良いものにするために、私たち大人がどのように関わっていくべきか、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

2025年6月2日

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