先日、キヤノン電子株式会社様を訪問させていただきました。1964年には、影森工場を拠点とされ、半世紀以上にわたり秩父地域でさまざまな事業を展開し、多くの雇用を生み出してこられました。特に毎年、秩父夜祭の打ち上げ花火へご寄附をいただいており、そのご支援のおかげで、私たちは盛大な花火を楽しむことができています。



訪問では、橋元社長をはじめ、社員の皆さまに御礼を申し上げるとともに、活発な意見交換を行いました。キヤノン電子様の多様な取り組みは、秩父地域の経済の活性化にも大きく寄与しています。2009年からは宇宙関連事業にも挑戦され、超小型人工衛星や衛星搭載用の望遠鏡、高画像映像データの販売といった先端分野にも踏み出しています。



秩父地域の発展には地元企業の力が欠かせません。キヤノン電子株式会社様のさらなるご発展を心より願うとともに、今後も地元経済の活性化に向けて共に取り組んでまいります。
先日、埼玉県知事が知事のふれあい訪問として株式会社ウッディーコイケ様を訪問されました。



ウッディーコイケ様は創業114年を誇る老舗で、県内最大規模の製材工場を有する木材のプロ集団です。植林から伐採、製材、加工に至るまで幅広い工程を手掛け、林業技術の継承と発展に尽力されています。第75回全国植樹祭では、お野立所の建築にあたり構造材のプレカット加工をご担当いただきました。


私も知事の訪問に同席し、代表者や社員の皆さまと意見交換を行いました。現場の生の声を直接伺うことができ、非常に貴重な経験となりました。これからの時代には、森林資源を適切に管理し、地域の魅力を最大限引き出す「活樹」の推進が一層重要です。ウッディーコイケ様の取り組みは、その先駆けとなるものであり、今後のビジョンにもつながるものだと感じています。今後も、皆さまとともに秩父市をより魅力ある地域にしていくため、様々な施策に取り組んでまいります。皆さまのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
9月22日(月)、株式会社タイミー様と連携協定を締結しました。本協定は、秩父市内の経済を活性化し、地域の人手不足の解消に寄与する重要な一歩です。

全国的な人手不足の中、秩父地域においても求人倍率が高止まりしており、企業が人材を確保することが難しい状況が続いています。さらに、若年層の流出が進み、特に20代前半の女性の流出が課題となっています。
こうした状況を踏まえ、地域の魅力を高め、若年層や女性が暮らしやすい環境を整えることが急務です。本協定では、相互の連携を強化し、多様な担い手の確保を通じて市内の経済活性化を推進し、特に若年層や子育て中の女性に向けたアプローチを強化してまいります。関係機関とも連携して、秩父の未来をより明るくしていきます。

先日、国土交通省関東運輸局長の藤田氏が秩父市を訪れ、秩父市の交通事情を直接視察する機会を賜りました。秩父市を代表して、藤田局長を温かくお迎えしました。


今回の訪問では、交通渋滞問題や、秩父鉄道の影森駅から三峰口駅間の利便性向上について、関係機関との意見交換が行われました。
藤田局長は関東運輸局長として、全国の各地で地域住民の交通手段の確保に努めておられます。何事にも挑戦する姿勢を大切にされており、私たち秩父市もこの精神を胸に、秩父の交通体系の向上に向けて、共に力を合わせていきたいと考えています。
今後も、関係機関と連携しつつ、交通インフラの整備を一層推進してまいります。



9月15日(月)には、一般社団法人秩父青年会議所が主催する「防災体験基地ソノトキ~百見は一験にしかず~」に参加させていただきました。このイベントは、秩父郡市内の小学生とそのご家族を対象に、楽しみながら防災について学ぶことを目的としたものです。イベントは多彩な内容で構成されていましたが、特に印象に残ったのはVRの火災避難体験です。まるで本当に火災が発生したかのような臨場感があり、子どもたちも真剣に避難方法を学んでいました。また、秩父で想定される地震を体験するコーナーでは、実際に揺れを体感することで、いざという時にどのように行動すべきかを考えるきっかけになったようです。


さらに、フードロス削減のための炊き出し実食体験や被災地支援体験も行われ、参加した子どもたちは楽しみながら、支える側の気持ちを学ぶことができたと思います。自衛隊の給水車での水分補給や、消防車両の展示、はしご車の放水実演もあり、貴重な思い出になったことでしょう。このような楽しいイベントを通じて、子どもたちが防災について学んでいる姿は本当に素晴らしいものです。「楽しむこと」と「学ぶこと」が両立することは、まさにフェーズフリー(備えない防災)の考え方に合致しています。防災知識を身につけることが、将来的には自分や周りの人を助ける力になっていくことに期待しています。