廣見寺本堂額縁(元下郷笠鉾万燈)

市指定有形民俗文化財
平成19年2月27日指定

廣見寺本堂額縁(元下郷笠鉾万燈)こうけんじほんどうがくぶち もとしたごうかさほこまんどう 1面

所在地:秩父市下宮地町25番29号
所有者:廣見寺


 明治29年(1896)下郷笠鉾は、3層の花笠、万燈等を付した秩父地方最大の笠鉾として完成した。大正3年(1914)の電線架設に伴い、大正6年から現在の2層の屋型で曳行することになった。
 笠鉾の部品は払い下げられたが、万燈は昭和15年に当寺の檀家から「覺皇殿」と刻まれた扁額として奉納された。額縁は、169cm×94.5cm、桐材に「波に千鳥」の彩色で、笠鉾の変遷を知る上で貴重な資料である。
廣見寺本堂額縁(元下郷笠鉾万燈)