普寛行者生地

普寛行者生地ふかんぎょうじゃせいち 

県指定旧跡
昭和37年10月1日指定

所在地:秩父市大滝944番地
所有者:個人


 普寛行者は享保16年(1731)大滝落合に生れ、修験者を志し明和元年(1764)三峯山に登り観音院の日照法印(にっしょうほういん)に師事し、天台・真言両宗の奥義を究めた。
 その後、全国の霊山を回り寛政4年(1792)木曽御嶽山に登り、王滝口(おおたきぐち)を開き、山頂に神祠(しんし)を建立して神道御嶽教(おんたけきょう)を創設した。享和元年(1801)故郷への帰路に病没、妻の明正尼(めいしょうに)が落合に葬り供養碑を建立した。

普寛行者生地