市長ブログ(令和7年)

清野市長

2025年11月12日 株式会社AQ Group視察 New!

 秩父市は、荒川流域圏構想を掲げ、荒川流域のリーダーとして経済・環境・防災などの課題を解決し、持続可能なまちづくりを進めています。さらに、秩父地域の特性を活かした森林保全や再生に向けた取り組みを強化し、次世代へ美しい秩父の森を引き継ぐべく取り組んでいます。

 先日、木望の未来プロジェクトや間伐材を活用して製作された木のストローといった地産地消の取り組みを展開するさいたま市の株式会社AQ Groupを視察しました。エントランスをはじめ、各所に埼玉県産木材が用いられており、木の温もりと現代技術の機能性が見事に調和していました。森林資源の循環利用と地域経済の好循環を生み出す力を実感するとともに、秩父市が進めている森林活性化の方向性と深く共鳴するものを感じました。秩父市においても、地元材の活用を一層推進するとともに、学校家具の寄贈や地域産業との連携を強化し、森林の循環をさらに推進していく考えです。

視察

 視察を通じて、木造建築の魅力と可能性を改めて認識しました。今後、市民の生活を支える木材産業の振興と、防災・減災に資する地域づくりを両輪で推進してまいります。市民の皆さんとともに、木と人がともに育つまちづくりを着実に進めていく決意を新たにしました。

2025年11月12日

 11月2日には、令和七年度秩父市消防団特別点検を厳粛に開催することができました。消防団員の皆さんには、日頃多忙な仕事の合間を縫って、災害に即応できる心構えと技術の向上に努めていただき、深く感謝申し上げます。

 点検では、部隊点検や車両点検、消防技術訓練、分列行進など、機敏で節度ある動作を拝見し、皆さん一人ひとりの資質の高さを改めて感じました。退団された38名の皆さまには、長年のご奉仕に心からの感謝を申し上げます。今後は地域防災の先達として、秩父市消防団を力強く支えていただきますようお願い申し上げます。

 さて、全国各地で災害が相次ぐ中、私たち秩父地域も林野火災をはじめとする大規模災害に備える必要性を改めて認識しています。秩父市としては、現場の実情に即した訓練と機材の充実を進めており、今年度は林野火災対応の背負い式ポンプを吉田大田方面隊と大滝荒川隊へ配備しました。消防団の皆さんには、こうした体制整備を活用し、現場での機動力と連携を一層高めていただきたいと考えております。

特別点検特別点検

 私自身、かつて消防団の一員として活動した経験から、地域の安全は現場の力で守られると信じております。秩父市として、訓練の充実、機材の更新、情報共有の強化を引き続き推進し、皆さんの活動を全力で支援してまいります。地域の皆さんにも、日頃の防災意識とご支援を引き続きお願いし、安全で安心な秩父を共に築いていきたいと思います。

2025年11月12日

 自治医科大学附属さいたま医療センターを2日間にわたり訪問しました。初日には遠藤センター長・藤田副センター長・腎臓内科の大河原教授、2日目には一般消化器外科の力山教授とお会いしました。医師派遣の継続と今後の協力体制について感謝を伝えるとともに、働き方改革を含む医師育成の推進と来年度の診療報酬改定を見据えた柔軟な対応について、貴重な意見交換を行いました。

 秩父市としては、急性期医療であっても癒す医療を志す自治医科大学附属さいたま医療センターの姿勢と地域連携を推進する考えに強く共感しており、連携を一層深めていきたいと考えています。

自治医大

 意見交換を通じて、高次医療機関への搬送を円滑化する仕組みづくり、外科・消化器外科の連携、腎臓内科の在宅医療・在宅介護との結びつき、ICTを活用した情報共有の現状と課題を認識しました。地域包括ケアシステム推進のため、医療・介護・福祉の連携を一層強化し、引き続き、地域医療の安全と安心を市民の皆さまへお届けできるよう全力を尽くします。

2025年11月11日

 先日、秩父商業青年経営者研究会と秩父市の共催により、創立50周年記念式典・演奏会を開催しました。秩父市誕生20周年記念冠事業の一環として位置づけられたこの節目の催しは、秩父地域を支える皆さまの長年のご支援と連携の賜物であると改めて実感する機会となりました。

 

 式典における稲葉代表のあいさつでは、常に変化を恐れず、仲間と共に前を向き、希望をつないでいくという若手経営者としての責任と誇りがこめられていました。正田実行委員長は、地域と共に成長し、秩父の未来をより豊かなものにしていく決意と、次世代へとつながる活動を今後も続けていきたいという抱負を述べられました。私自身も、その言葉に深く共感し、若い力が地域の力を押し上げ、存分に発揮される場を、秩父市として全力で支えていきます、とあいさつをさせていただきました。

式典

 演奏会は、弦楽合奏団・石田組の皆さんを迎え、音楽が紡ぐ心のつながりを通じて、会場に集まった多くの皆さまが音色のひとつひとつに耳を傾け、素敵な時間を共有しました。

コンサート

 この50周年という節目は、単なる過去の振り返りではなく、未来へとつなぐスタート地点です。秩父市が果たすべき役割は、若手経営者の挑戦を後押しする橋渡し役であり、そして地域資源を活用した産業振興を地域全体で推進することです。市民の皆さま、事業者の皆さま、そして若い経営者の皆さんが互いに学び合い、支え合う環境づくりに全力で取り組んでまいります。

2025年11月11日

タイムカプセル

 先日、羊山公園で秩父青年会議所と共催したタイムカプセル開封式(秩父市誕生20周年記念冠事業)に出席しました。タイムカプセルには未来へ託された手紙が多数入っており、その中には当時の秩父市長・内田全一氏から2025年の秩父市長へ宛てた手紙がありました。そこには「伝統の温かみと新鮮な感動を咲かすまち」という秩父市の将来像が力強く掲げられていました。道の駅の設置や市町村合併といった課題への強い意欲も記されており、時を越えて紡がれる志の重みを深く感じました。

 思い返せば、先人たちが築いてきた秩父の歴史には、いつも市民の暮らしを豊かにしたいという熱い想いが根づいています。その想いが今も私たちの背中を押し続けていることを、改めて実感しました。私は今回の体験を通じて、受け継がれる意志という言葉を心に強く刻みました。時代が変わり、環境が変容していく中でも、市民の幸福を願い、公共の利益のために力を尽くすという志は決して揺らぐことはありません。私たちは過去と現在を結ぶ走者であり、未来へとバトンを渡していく責任を負っています。

 過去の歩みに敬意を払いながら、私たちは現在の課題に粘り強く取り組み、より良い未来を手に入れるための道を切り拓いていきます。行政と市民、民間が手を携え、地域の課題をともに解決していく姿勢こそが、伝統と創造を結ぶ確かな力になると信じています。

 

※タイムカプセル内の手紙は、確認の上、秩父青年会議所が順次発送する予定です。

2025年11月5日

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