
午前中ににわか雨がぱらつきましたが、午後には青空が広がり、重要有形民俗文化財「秩父祭屋台」 国指定50周年記念事業の屋台特別曳行が盛大に行われました。今回の見どころは、4基の屋台による秩父神社境内での揃い踏みと、もう1つは、曳行ルートの各所で見られる、屋台同士のすれ違いの場面でした。私も、じっくり見させていただきました。写真のように、神社境内では4台の屋台が曳き揃えられ、ちょうど太陽光線が当たり、きらびやかに屋台の豪華さが映し出されました。それぞれを見比べてみますと、まず中町屋台ですが、4台の屋台の中で最も大きな屋台で屋根の鬼板(彫り物)は大きく美しく感じます。宮地屋台は、秩父祭屋台の中では最古の歴史をもち、かつ登り高覧がないなど最も古い原型を残しております。上町屋台は、4台の屋台の中で、一番大きな屋根を持ち、後ろ幕は、鯉の滝昇りです。刺繍が立体的に織られ、また、高欄の彫り物は獅です。本町屋台は、後幕が玩具の宝船でその中にあるだるまが特徴的です。
明日からは、秩父夜祭の宵宮です。素晴らしいお祭りが催行されますことを祈っております。