市長ブログ(平成24年)

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2012年5月24日 中山高嶺氏の著書

三峯神社
 紀伊半島では、昨年襲った豪雨による土砂災害で甚大な被害を生じました。被災地には心からお見舞いを申し上げるとともに、秩父市でも、いつ起こるかもしれない災いに注意を怠らないように関係部署に指示しているところです。昔と比べ、何故このような大規模な土砂災害が生じ易いのかと考えておりましたが、三峯神社宮司中山高嶺氏の著書である「三峯、命の聖地」を拝読し、そこに書かれている内容が、私の考えと共感できましたので、このブログで紹介いたします。
 NHKの「梅ちゃん先生」でご覧のように、戦後、大都市で全てが焼け野原となり、住宅建設で木材の需要が急速に高まり、根がしっかりしている椎(くぬぎ)や櫟木(しいのき)などの広葉樹を伐採し、杉や檜など比較的根が弱い針葉樹を植えられました。しかし、次第に採算性が合わなくなったため、育林ができず、山は荒れ、結果として大雨で土砂災害が生じやすくなってしまったとのことです。

 なお、著書では、標高1,100m、奥秩父に鎮座して1,900年、三峯神社の成り立ち、参拝者には知られない神職、巫女さんの日々のお務めや祭り事の紹介、オオカミであるお犬様と御眷属(ごけんぞく)信仰、秩父宮様と三峯神社等々、氷点下15度まで下がる中でのお務めには敬服いたします。そして、神には「和魂(にぎみたま)」と「荒魂(あらみたま)」の2面性があり、前者が平和や恵みの神で後者が勇猛を示すそうです。3.11大震災では「荒魂」が大地震を起こし、「和魂」の神が「絆」の大切さを教えたと書かれております。しかし、その「絆」も「ほだし」とも読まれるように、祖先からの「絆」で生を受け、周辺の人々に支えられてこそ今日があり、それらに報恩の心を忘れることのないよう硬く結び合った「ほだし」でなければならいと力説しています。厳しい、そして雄大な自然に常に接し、神に仕える方の信条に触れることのできる一冊だと思います。(「三峯、命の聖地」中山高嶺著から)

 

2012年5月24日

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