市長ブログ(平成24年)

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 本日は、両神に伺いました。途中、滝は全面氷結に路面は凍結と着雪があり、いよいよ山国・秩父は本格的な冬期シーズンになったと実感いたしました。ここ1か月、厳しい寒さが続いているためか、大滝の三十槌氷柱も最盛期の8割ほどまで大きくなってきました。来週20日からは、ライトアップが始まりますのでぜひおいでください。
 年末年始にかけて、司馬遼太郎著「覇王の家、上下巻」を読みました。ご存知のとおり徳川家康は、「鳴くまで待とうホトトギス」という言葉に代表されるように、我慢強く物事をじっくり構える人生を送って最後は征夷大将軍となり、覇王として徳川三百年の礎を築いた人であります。隣国の今川家へ人質に出され幼少期を送り、織田信長が今川氏を破った後に三河で当主になってからも、甲斐・武田や相模・北条の脅威にさらされました。やがて三河武士団という忠誠心の異常に強い集団によって、豊臣秀吉を小牧長久手の戦いで破って大きく勢力を伸ばし、秀吉なきあと関ヶ原の戦いで徳川の時代を創生しました。秀吉や信長が茶室や衣装などで極めて華美な人生を歩んできたのに対して、新渡戸稲造のいう「武士道」に代表される「三河精神」、即ち、忠誠心を家康は大本に据え、地味に確実に実力を蓄えてきました。その手法は、その後の徳川幕府に延々と受け継がれていき、現代でもその考え方が日本人の根底に流れているのではと思えてなりません。さらに、「貴人、情を知らず(2巻246ページ)」という言葉を司馬遼太郎は文章中に引用しています。「貴人」とは、上に立つ人のことを指します。物事の道理や人の情けで今があることを忘れるなと、この本を通じて氏から私は教えていただきました。今一度、肝に命じたい言葉でした。
 現代が変化に対応しなければ生き残れないことは解っていますが、日本人として忘れてはならないことがあり、それを大切にしろと教えてもらった一冊でした。

2012年1月12日

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