秩父氏館跡

秩父氏館跡ちちぶしやかたあと 

県指定旧跡
昭和36年9月1日指定

所在地:秩父市下吉田3833番地
所有者:秩父市


 秩父氏館跡は、神田堀(しんでんぼり)・やまめ沢・吉田川に仕切られた鶴窪(つるがくぼ)台地上の吉田小学校周辺と伝えられている。
 桓武天皇6代の孫、平将常が武蔵権守に任ぜられ、秩父郡中村郷に住して秩父氏を名乗り、その子武基は秩父牧別当を兼ね下吉田牧林に館を築き、その子武綱がこの地に居館したという。武綱より重綱・重広・重能を経て重忠に至る。また、武綱の子孫は畠山・豊島・江戸・葛西・河越氏等の有力な武蔵武士にわかれた。

秩父氏館跡