取方の彼岸念仏

市指定無形民俗文化財
平成8年6月26日指定

取方の彼岸念仏とりかた ひがんねんぶつ 

所在地:秩父市下吉田字取方
保持団体:取方上組念仏講中


 取方地区上組の念仏会は、春分の日頃の夜に催される。大きな数珠を座敷に広げ、中央の鉦打ちのリズムに合わせて念仏を唱えながら数珠を廻す。
 この念仏会は、江戸時代の形式を伝えるもので、道具箱や数珠の記銘から、永法寺第十六世住職大中碩全の時代(1757)に盛んになったことが伺える。道具箱には鉦や数え札等一式が揃っている。
※公開日:春分の日(3月21日)頃
取方の彼岸念仏