猪狩神社社殿

市指定有形文化財(建造物)
昭和54年4月16日指定

猪狩神社社殿いかりじんじゃしゃでん 1棟

所在地:秩父市荒川贄川
所有者:古池区


 猪狩神社は、日本武尊東征の折、この地を荒らす猪の群れを退治した故事にちなむ。
 本殿は、一間社春日造(いっけんやしろかすがづくり)で、正面に飛竜の彫刻、向かって側に「韓信股くぐり」(かんしんまたくぐり)の彫刻がある。渡殿(わたどの)は、間口1間1尺奥行3間。拝殿は、間口2間3尺奥行2間の方形造で、軒の垂木には細字で大般若経文が書かれている。棟札から寛政5年(1793)の建立とわかる。
猪狩神社社殿