花びら舞い散る 塚越の花まつり

花びら舞い散る 塚越の花まつり

花びら舞い散る 塚越の花祭り
 

  平成22年5月4日、上吉田の塚越地区にて「塚越の花まつり」が行われました。この祭りは子どもたちを中心に行われており、お釈迦さまの誕生を祝う行事として全国的に行われている花祭りとは一風変わった行事となっています。お釈迦さまの誕生日は4月8日。以前は1か月遅れの5月8日に、子どもたちが小学校へ登校する前の朝6時から行われていましたが、現在は祝日である5月4日に実施されています。

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 この祭りで重要な意味を持つ「花」を、子どもたちは何日も前から野山で摘み、籠いっぱいに集めておきます。前日、ふもとの熊野神社に集まった子どもたちは、中央にお釈迦さまの誕生仏を納める花御堂(はなみどう)にたくさんの花や木の芽で飾り付けをしたり、甘茶づくりなどをします。

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 祭り当日、朝7時になると花火を合図に、山腹にある米山薬師までの参道を、子どもたちは花をまきながら列をなして進み、花御堂を静かにかつぎあげます。それを見守る大人たちは、子どもたちの後ろに続きます。米山薬師に到着した子どもたちは、花御堂をお堂に納めると、境内で輪になり、籠の花をめいっぱい空中へとまきます。その情景は大変幻想的で、春の浄土を思わせる美しさ! 集まった多くのカメラマンが一斉にシャッターをきります。

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  訪れた参拝者の方も、お堂に安置された花御堂の誕生仏に子どもたちの用意した甘茶をかけて参拝することができます。祭りが終わると、子どもたちは花の敷き詰められた参道を通って、ふもとへと下りていきます。
 瑞々しい新緑や色彩にあふれる花々に美しく彩られた山里で行われる伝統的な「塚越の花まつり」。これから先も、未来永劫続いていくことを願って止みません。