受け継がれる伝統を披露した子どもたち

受け継がれる伝統芸能を披露した子どもたち


民俗芸能大会1

 1月8日に平成29年度秩父市民俗芸能大会が開催されました。この「民俗芸能大会」は平成17年度より毎年開催されていて、文化財の周知と文化財保護意識の普及、後継者の育成を目的としています。


 まず最初に、「秩父市子ども伝統芸能伝道師」の称号授与式が執り行われました。この称号は秩父市内の伝統芸能の継承・普及に継続的に取り組み、成果を収めた児童・生徒に贈られています。

民俗芸能大会2

民俗芸能大会3

 緊張した面持ちでしたが、名前を呼ばれると全員が立派に称号授与書を受け取っていました。

 市長と教育長にお言葉をいただいた後、いよいよ民俗芸能の披露に入ります。最初に、黒谷獅子舞子ども教室の子どもたちが、黒谷獅子舞の基本的なこども向けの舞である「三角」を舞います。

民俗芸能大会4

民俗芸能大会5 民俗芸能大会6

 その名の通り、三頭の獅子が三角形を形作りながら踊ります。重い大人用の獅子頭を身に付けているにも関わらず、跳ねるように軽やかな舞を披露してくれました。演技後、照れくさそうに「うまくできた」と話していました。


 次に、もとまちこども太鼓教室による秩父屋台囃子の披露です。

民俗芸能大会7

民俗芸能大会8 民俗芸能大会9

 年少の子どもたちは交代で大太鼓や小太鼓を叩いていました。まだ幼い子には付き添って一緒に叩いたり、リズムがずれてくると年長の子がリードして修正したりと、子どもたちの中でも年長者が年少者を引っ張り、受け継いでいっているのだということがよくわかる演奏でした。


 三番目は影森中学校の生徒による浦山の獅子舞「花懸り」です。

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 影森中学校では中学校を挙げて浦山の獅子舞に取り組んでいます。「花懸り」は花笠の周りを獅子たちが円を描きながら踊る、華やかで荘厳な舞です。全員が中学生ということで他の団体に比べ体も大きく、迫力のある演技でした。

 最後に、秩父第一小学校郷土芸能クラブが秩父神社神楽を披露しました。演目は「第18座 代参宮御神楽奉仕」です。

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 滑らかに美しく扇を扱い、神聖さの感じられる演技でした。この演目は川瀬祭や秩父祭の際に必ず舞われる演目です。子どもたちは秩父のお祭りには欠かせない舞を受け継いでくれています。

 民俗芸能大会全体を通して、子どもたちが真剣に取り組んでいることが伝わり頼もしく感じられました。これからも秩父地域を支える伝統芸能を残し、広めていってもらえるよう、頑張ってほしいと思います!