秩父路に春の到来を告げる祭り 「山田の春祭り」

秩父路に春の到来を告げる祭り 「山田の春祭り」

平成25年3月10日 秩父市山田にて

平成25年の山田の春祭り

 平成25年3月10日、秩父市山田に鎮座する恒持神社の例大祭である「山田の春祭り」が行われました。この祭りは、秩父地域に数ある祭りの中でも、春を先駆けて行われる大きな祭りであり、秩父路に春を告げる祭りとして有名です。当日は、午前中のうららかな晴天が一転、午後には春の嵐に見舞われ、夜は冬のような寒さが戻るといった目まぐるしい天候の中で祭りが行われましたが、昼夜ともに多くの観光客でにぎわいました。

大棚川の川沿いを進む中山田屋台(山組)   のどかな耕地の中を進んでいく大棚笠鉾(上組)
山田の春祭り1 山田の春祭り2

大通りを恒持神社方面に進む屋台     晴れ舞台の若行(わかぎょう)の皆さん
山田の春祭り3 山田の春祭り4

 当日の朝から祭りははじまります。山里から響く秩父屋台囃子の音を探すように歩を進めると、それぞれの笠鉾、屋台に出会うことができます。それぞれの山車が各所で待ち合わせ、ともに恒持神社へと繰り出していきます。神社へ次々に宮入りしたのち、午前11時ごろには境内にて祭典が執り行われます。

 祭典が行われる前の恒持神社の本殿。神楽殿では、秩父神社系と伝えられる恒持神社神楽が奉納される
山田の春祭り5 山田の春祭り6

賑わう恒持神社境内に集結した笠鉾と屋台     車軸の潤滑油代わりに、伝統的にネギを使用
山田の春祭り7 山田の春祭り8

 午後1時には、御旅所である八坂神社まで御神幸行列がなされ、屋台の上では道中または御旅所にて曳き踊りが奉納されます。 夜になると笠鉾や屋台に雪洞や提灯が灯され、大通りを中心に曳行が行われます。また、近年復活した花火の打ち上げも行われ、午後にときおり降った雨のおかげで澄んだ空に、大輪の花が咲きました。花火と山車、秩父の祭りを象徴する情景です。

 

すれ違いをする荒木屋台(本組)と大棚笠鉾(上組)    夜空に咲く花火と荒木屋台

山田の春祭り9 山田の春祭り10

曳き別れ式では、3台をぎりぎりまで近づけて囃しあう   手締め式で盛り上がる若行の皆さん

山田の春祭り 山田の春祭り11

 
 その後、三台が収蔵庫への岐路に至る辻で曳き別れ式が執り行われ、まさに祭りは最高潮となります。関係者の手締めののち、再び太鼓が打ち鳴らされると、名残惜しくも祭りは終わりへと向かいます。
 寒さ厳しかった今年の冬もやっと終わりを告げ、待ち望んだ春が秩父に訪れます。
 

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