いにしえの舞台で歌舞伎を熱演 「椿森歌舞伎」

いにしえの舞台で歌舞伎を熱演 「椿森歌舞伎」

いにしえの舞台で歌舞伎を熱演 「椿森歌舞伎」1

 

 平成24年4月29日、初夏を思わせるさわやかな天気のもと、秩父市上影森の椿森諏訪神社・稲荷台明神の春大祭が行われました。境内にある舞台は、市指定有形民俗文化財に指定されており、間口11m、奥行7mの木造で、江戸末期から明治初年に建造されたと言われています。この舞台は、二重、下座、セリ上げ装置などが古い構造をそのままとどめており、農村歌舞伎等の隆盛であった往時をしのばせる貴重な建造物です。

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 当日は、祭典に続き、民謡、三味線、C-DANCEが行われ、祭りの雰囲気を盛り上げていました。その後、花の木小学校歌舞伎クラブによる「吉例曽我対面(きちれいそがたいめん)」と秩父歌舞伎正和会による「絵本太功記(えほんたいこうき)」が上演されました。役者になりきった子どもたちや、迫力ある演技の正和会の演者の皆さんに、観客からはおひねりや盛大な拍手が送られていました。

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 境内を見回すと、ひときわ大きい杉の木が目につきます。この杉は市内最大であり、樹齢600年から700年と推定される市指定天然記念物「上影森諏訪神社のスギ」です。木漏れ日の下、杉の大木に見守られながら古き良き伝統が息づく椿森で、多くの方が歌舞伎を満喫していたようでした。

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