清雲寺事件と大炊御門尊正の墓

市指定史跡
昭和33年11月3日指定

清雲寺事件と大炊御門尊正の墓せいうんじじけん  おおいのみかどたかまさ はか 

所在地:秩父市荒川上田野690番地(栃久保区)
所有者:清雲寺


 慶応4年(1868)、右大臣藤原家信卿の嫡子大炊御門尊正は、王政復古の慮を奉じて、当地出身の京の医者玄徳(天輝源三郎)等を引きつれ清雲寺に来たり、里人を集めて回天の議を発したが、代官所は捕吏を率きいて清雲寺を襲い、交刃乱闘し、尊正以下ことごとく討ち取られた。世にいう清雲寺事件である。
 尊正の墓は、寺の裏手にあり大雄院と法号される。
清雲寺事件と大炊御門尊正の墓