秩父夜祭情報!平成22年12月3日午後7時~4日午前2時ごろの様子

秩父夜祭も盛り上がりを極める3日の夜、御旅所(おたびしょ)に向けて御神幸行列が出発します。6台の笠鉾・屋台が、闇夜に浮かぶ提灯や雪洞の灯を揺らして、人波をかき分ける船さながらゆっくりと通りを進みます。風雨が空を洗い流し、澄み切った夜空を彩る花火に誘われるように御旅所前の急坂「団子坂」を曳き上げられると、いよいよクライマックスを迎えます。
※以下、写真をクリックすると拡大します

写真左:大通りを進む提灯行列 写真右:御旅所に辿り着いた秩父神社の神輿

写真左:文字通り花を咲かせた花火「ひまわり」 写真右:団子坂を曳き上げられる中近笠鉾
亀の子石を取り囲むように特設される斎場では、代参宮神楽などをはじめ次々に祭典が執り行われます。6台が扇形に曳きそろえられると、続いて宮地屋台から順に4台の屋台で所作(しょさ)が奉納され、その後、中近笠鉾から順に曳き下ろされていきます。

写真左:御旅所の定位置に着いた中近笠鉾 写真右:曳き揃えられた6台の笠鉾・屋台
静かになった街なかを岐路につく笠鉾・屋台を見物するのも夜祭のひとつの愉しみ方。御旅所から収蔵庫まで一番遠い下郷笠鉾などは帰着するのが午前5時ごろにもなります。文字通り、「夜祭」たるゆえんを実感することができます。
夜祭が終わると今年もあと少し。慌しく秩父の師走が過ぎていきます。

写真左:下郷笠鉾の曳き下ろし 写真右:暗闇に浮かぶ宮地屋台

写真左:方向転換中の上町屋台 写真右:架線を外した秩父鉄道の踏切を渡る中町屋台
リンク