天狗様の炎が夜空を踊る 「白久のテンゴウ祭り」

天狗様の炎が夜空を踊る 「白久のテンゴウ祭り」

白久のテンゴウ祭り

 

 平成22年11月20日、荒川白久では県指定無形民俗文化財に指定されている「白久のテンゴウ祭り」が開催されました。
地元では、「原の天狗まつり」と呼称され、古くから伝えられてきた子どもが中心となる火祭りです。「テンゴウ」とは、「天狗」を意味しており、昔は秩父の各所で同様の祭りが見られましたが、そのほとんどが昭和30年代に消えてしまったといわれています。

白久のテンゴウ祭り2 白久のテンゴウ祭り4

  このお祭りに参加ができるのは、原区の小中学生だけです。祭りの事前に、山で木や竹や桧の葉を集め、大人たちも手伝いながら「天狗小屋」と呼ばれる櫓を立てます。その頂上に「天狗の枕」と呼ばれる依代(よりしろ)をつけて、祭神である天狗様をお迎えします。

白久のテンゴウ祭り1 白久のテンゴウ祭り
 

  夕方になると、子どもたちは地元の家々を巡って集めた「灯明銭」で、奉納するお札やお供えする菓子等を準備し、拝礼の後、見物人に配ります。その後、小屋の中でしばらく遊んだのち、「天狗小屋」に火が入ります。今年は例年よりも燃えが早かったようで、勢いよく炎が立ち上るさまは大変見事でした。当日訪れた約200人の見物人の皆さんからも感嘆の声があがっていました。
 

関連情報