天然クーラーで心も体も涼しく 栃本「不動の滝」

※写真はすべて平成22年7月21日に撮影したものです。
真夏の暑さが続いていますが、天然クーラーの涼しさは大変気持ちの良いものです。ましてや、マイナスイオン効果あふれる「名瀑(めいばく)」ならば、一度で両方楽しめるといったところでしょう。
秩父市でも、奥秩父と言われる大滝地区には、見どころのある「滝」がいくつもあります。(「奥秩父大滝 気軽に行ける滝マップ」) その中でも、この栃本地区にある「不動滝」は、実に落差50メートルで三段に流れ落ちる最大の滝です。国道140号から歩いて20~30分ほどで到達できるこの時期おすすめのスポットです。


この滝のある栃本地区は、江戸時代に中山道と甲州街道の間道だった旧秩父往還に、関所(栃本関所)が設けられた場所です。今でも、往時をしのばせる建物が残っています。見事なV字谷の上部には、栃本集落に沿って、まるで天まで耕すがごとく畑が広がっています。
名瀑はもちろん、史跡や美しい景観は、暑さやストレスに疲れた身体を癒してくれる場所です。

!注意!
不動の滝にいたる道は、一部険しい山道を通ります。
遊歩道のような整備されたルートではありませんので、十分注意して通行するよう気をつけてください。