※写真は全て取材日の平成22年7月20日に撮影したものです。 7月19日、20日、秩父の代表的なお祇園、「川瀬祭」が行われました。祭り一日前に梅雨明け宣言が出たことで、当日はカンカン照りの夏日となりました。秩父盆地にとどろく秩父屋台囃子の音と、子どもたちの威勢の良い掛け声が夏空に響き渡り、いよいよ秩父にも本格的な夏の到来を告げました。
取材をした20日の正午近くは、ちょうど笠鉾・屋台がお川瀬へと巡行する最中でした。紅白の襦袢(じゅばん)を着た「拍子木(ひょうしぎ)」の子どもたちはとてもかわいらしく、一生懸命に拍子木を打ち鳴らし、屋台や笠鉾を先導していきます。一方、山車の上では小学校高学年が担う「囃子手(はやして)」が声を張り上げます。秩父夜祭の大人の囃子手にもひけをとらない迫力で「ホーリャーイ」と扇子を振り、他町とのすれ違いの際には互いに負けじといっそう熱がこもっていました。
8台の笠鉾・屋台が川瀬に至る途中の広場に据え置かれると、いよいよ川瀬祭のハイライト、「神輿洗い」が行われます。秩父公園橋の真下、武之鼻橋のたもとから荒川に入った重量約400kgもの白木の神輿は、どんどん川の中ほどへと担がれていきます。水しぶきを上げて禊(みそぎ)が行われる様は圧巻の一言でした。その後、河原の斎場ではしめやかに祭典が行われていました。 この時期、秩父のあちこちで夏祭りが行われています。朝、どこかで花火が上がるのを聞いたら、きっと今日もどこかで祭りが行われるはず。笛や太鼓の音に誘われて、夏祭りへ出かけてみませんか?
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