梅雨の晴れ間に夏模様 「あめ薬師縁日」

梅雨の晴れ間に夏模様 「あめ薬師縁日」

あめ薬師縁日の様子
 

 平成22年7月8日、秩父市東町の札所13番慈眼寺(じげんじ)境内にある薬師如来の縁日「あめ薬師縁日」が盛大に行われました。境内や、お寺の前を通る「聖人通り」に数十件もの出店がずらりと立ち並ぶこの縁日は、秩父地方で数多く行われている縁日のなかでも屈指の規模を誇ります。当日は、昼から夜にかけて多くの人で賑わいをみせました。

あめ薬師縁日1 あめ薬師縁日2
  

 あめ薬師は、縁起物で名物の「ぶっかき飴」が売られることにちなんで「飴薬師」、そして、季節がら当日雨が多いことにちなんで「雨薬師」ともいわれています。また、目に御利益があるといわれる薬師さまのお堂には、「め」の文字を入れた絵馬がたくさんかけられ、「目が良くなりますように」と、多くの人が思い思いに祈願をします。

あめ薬師縁日3 あめ薬師縁日8

 慈眼寺の北側を通る東町通りは歩行者天国となりました。今回、東町商店街協同組合の主催で行われた「ストリートライブ@東町通り」では、若者たちによる路上演奏に多くの人が立ち止まって耳を傾けていました。

あめ薬師縁日4 あめ薬師縁日10

 
 あめ薬師が終われば、夏の秩父の風物詩である「川瀬祭」もあとわずか。地元の東町では、昔からあめ薬師の日に「太鼓ならし」がはじまり、本番の祭りに向けて秩父屋台囃子の練習に熱が入ります。ちなみに、地元ではあめ薬師に雨が降ると、川瀬祭は晴れ、反対にあめ薬師が晴れると、川瀬祭では雨が降るとの言い伝えがあります。今年のあめ薬師は「晴れ」。どうにか当日は良い天気になるよう祈りたいところです。

あめ薬師縁日6 あめ薬師縁日7

 あめ薬師は、「縁日」という言葉がよく似合います。お寺の境内のにぎわい、軒を連ねたたくさんの出店、細い路地を抜けて通りへ。子どもたちが楽しみにしているこの縁日は、今日にあっても、大人が自分の子ども時代をふと思い出されるような、どこか懐かしい雰囲気に包まれていました。