古木の息吹を感じる 浦山ブナ林エコトレッキング

古木の息吹を感じる 浦山ブナ林エコトレッキング

 

浦山ブナ林エコトレッキング

 

 平成22年5月22日、埼玉県警山岳救助隊、秩父山岳連盟の皆さんのご協力のもと、「浦山ブナ林エコトレッキング」が開催されました。手付かずで残されているブナの巨木が立ち並ぶ原生林を分け入り、参加者の皆さんは、大自然の営みを肌で感じながら、心身ともにリフレッシュすることができたようです。
 当日は、自動車で有間峠まで向かったのち、日向沢ノ峰(1,356m)~蕎麦粒山(1,472m)~仙元峠(1,444m)~仙元尾根~浦山大日堂という約6時間のコースを全員元気に完歩しました。

 
浦山ブナ林エコトレッキング1 浦山ブナ林エコトレッキング2

 現地の「秩父のブナ原生林」説明看板から

 

 秩父地域にはブナ原生林が残されていて、他の天然林とともに、荒川源流域の森林涵養林(かんようりん※)として、大きな役割を果たしています。ここ仙元峠から、天目山(酉谷山)にかけての天目背稜には、樹齢200年を超える壮年期のブナの大木が至る所に見られます。自然のままに保たれたブナ林は山に保水力を与え、豊かな山の糧・海の糧の源泉です。そして訪れるものには憩いと癒しを与える自然の恵みです。永く保全・保存し、大事にしましょう。

※涵養(かんよう):水が自然に染み込むように、無理をしないでゆっくりと養い育てること

浦山ブナ林エコトレッキング4 浦山ブナ林エコトレッキング5

現地の「仙元峠(天目背稜)」説明看板から

 

 昔この峠は、秩父・多摩を結ぶ唯一の峠でした。三峯講の江戸の人たちは秩父へ、上州からの富士講の信者は、この峠を超えて甲州へ向かったのです。
 美しいブナの原生林を抜け峠に立つと、富士山が最初に拝める峠です。村人はここに祠(ほこら)を祀(まつ)り、峠を水の源「仙元」と呼び、祠には富士山のご神体「木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)」を祀りました。
 木花咲耶姫命は「酒の守護神」として、水の神であり下流に「仙元」の素晴らしい水を供給しているのです。


浦山ブナ林エコトレッキング3
 浦山ブナ林エコトレッキング6

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