秩父神社で「御田植祭」が行われました

秩父神社で「御田植祭」が行われました

秩父神社の御田植祭

 
 平成22年4月4日、秩父神社にて「御田植祭」が行われました。この祭りは、春に武甲山の山の神が里に下り、豊かな稔りを与えてくれるという言い伝えをもとに、境内を神田に見たてて水田耕作のまねごとを行うことで、今年一年の豊作を祈念する祭りです。

 
御田植祭2 御田植祭4

 
 午後1時に本殿にて御祓いが済んだあと、笛、太鼓の音とともに御神幸行列は秩父市中町にある今宮神社へと向かい、「水分神事」(水乞い)で、水麻(みずぬさ)に水神様(竜神様)に憑依していただきます。秩父神社に戻ると、鳥居下にあるワラで作られた大蛇(竜神)の鎌首にこの水麻が差し立てられ、それをもって神田に水が満たされたことになります。
 このワラの竜神様は、12月3日の秩父夜祭の際、大真榊を立てる榊樽の台座に巻き付けられ、御神幸行列に加わって御旅所へと供奉します。里に豊穣を与えてくれた山の神様に感謝し、冬に山へお返しするならわしになっているのです。

御田植祭1 御田植祭5



 この後、神田にて「御田植神事」が執り行われます。石畳の上では、白装束の神部(かんべ)が「苗代づくり」から「本田づくり」に至るまで、古くから伝わる方式で、「田植唄」を歌いながら模擬的な水田耕作を演じます。
 神事の終わりには、お餅が入ったお供物も観客へ配られ、訪れた観客の皆さんも、この伝統的な春の行事を心ゆくまで楽しんでいたようでした。